Studio- Architectural Structure Design Studio
建築構造デザインスタジオ
テーマ
透明で軽量で「壊れても死なない」構造
ワークショップスケールの小規模架構を皆で構築します。この体験は軽量で延性ある「壊れても死なない構造」を追求する活動でもあります。
「材料特性」を知り、「幾何学形状」の操作、「力学現象」の応用、「構造解析」の技術、「構造実験」による検証を駆使します。「職人の技術」を知って、または「消費エネルギー」に着目して、生み出す形態もあります。実物大でしか体感できない材料特性および空間特性、構造計算との整合性、構築可能性を示すものとなります。東京大学柏キャンパスは強い風が吹き抜けます。「春一番」を想定して、大きく変形しながらも風速 20 m/sec に耐える形態を目指します。
大自然の全てを知ることはできない中で、限られた時間と費用の中で、簡素な検証で安全性を判断するエンジニアリングの「省略の技」を学ぶこともできます。
半透明な構造は、折り重なることにより環境に対するフィルターとしての役割も持ちます。構造の形態解析による「力学的最適化」と、2次元画像スペクトル解析による「光環境最適化」を組み合わせた「多目的最適化」によって形状を決定します。
Through a design-build structure in workshop scale, we can develop a lightweight and ductile structure preventing death in the event of collapse.
We can learn how to develop the morphogenetic design, based on materials, geometry, dynamics, craftsmanship, energy consumption in this scale. The structure has to resist the first blow in early spring called “Haru Ichi-ban”, supposing a wind speed of 20 m/sec.
Engineering is the technique of exclusion. In the situation that we do not know all the phenomena of great nature, in the limited time and limited budget, we have to select what we consider to conclude the safety of the structure.
Transparent structures work as filter for environmental matters as well. The morphogenetic form will be developed through the multi-objective optimization that consists of the structural optimization using the structural analysis, and the optical environmental optimization using the 2D spectral analysis.
● 建築以外の分野からの履修も歓迎します。建築構造に関する知識がなくても大丈夫です。
● 重複履修が可能です。このスタジオの実施日は履修者の予定に合わせてフレキシブルに決定しながら進めます。
主担当教員
Portfolio
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2023年度|散乱型展開構造:ハドロン衝突
2022年度|セミテンセグリティ構造:線香花火スボ手
2021年度|Ekubo構造:銀枯葉
2020年度|Ekubo構造:花筏
2019年度|羽衣構造:紅掛空
2018年度|羽衣構造:アザミ型
2017年度|メッシュ構造:すじ雲型
2016年度|メッシュ構造:山脈型
2015年度|ねぶた構造:ツリーハウス
2014年度|ねぶた構造:わた雲型
お問い合わせ
- 佐藤 淳
- e-mail:
- junsatoedu.k.u-tokyo.ac.jp