情報環境デザインスタジオ

東日本大震災から10年が経過した今でも、原発被災地の帰還困難区域の人々は未だ故郷に帰ることができていません。世間から取り残されてしまうという疎外感に想いを馳せることを考え続け、本作品は帰還困難区域の人にかかわらず、「待ち遠しさ」「疎外感」を持つ人々の求める「共感」をテーマにしています。
「他人は自分を映す鏡である」をコンセプトにしたこの作品では、カメラ付きディスプレイの前に座った体験者が笑顔になることで、ディスプレイの中の人を笑顔にします。連番画像と表情キャプチャの値を連動させることで、読み取った値に応じてディスプレイ中の人の表情が変化するプログラムをProcessingで構築しました。自分と同年代の人だけでなく、赤ちゃんやお笑いコントの画像も使ったバリエーションも検討しています。
相手を笑顔にすることの嬉しさを感じられるこの作品の展開として、老人介護施設での表情リハビリに用いる可能性も考えられます。

・問い合わせ先:iedp@edu.k.u-tokyo.ac.jp
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