被災地の復興状況の可視化

情報環境デザインスタジオ

東日本大震災から10年が経過した今でも、原発被災地の帰還困難区域の人々は未だ故郷に帰ることができていません。本作品は、「10年近く経って、まだ復興がこれだけなのか・・・」という問題意識にストレートに向き合いました。帰還困難区域の人々が、復興状況がわからない中で抱える不安を和らげるために、GISを用いた可視化の方法を提案しています。行政が公開しているPDFから表内のデータを読み取ってCSVファイルに変換、さらにそれをGIS上で可視化するというプログラムを、Pythonで作成しました。
今回は避難者数のみにとどまりましたが、複数のデータをリアルタイムで可視化することができれば、強力な情報発信ツールにもなる、そんな可能性を秘めた作品です。

・問い合わせ先:iedp@edu.k.u-tokyo.ac.jp
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