2014〜2020年にかけて、建築環境デザインスタジオIIではインドネシア大学との共同で、ジャカルタ中心部のインフォーマル地区チキニに赴き、現地でワークショップを開催しました。全面オンラインで実施された2020年度は、時勢を反映して「チキニのニューノーマル」をテーマに、感染拡大リスクを極小化し、今まで通りの生活を目指す生活様式で、高密度で人間的な住環境は成立しないのか?を検討しました。第1段階は「ニューノーマルな高密度カンポン」の地区コンセプトの提案。続く第2段階では、第1段階の地区コンセプトに基づき、RWと呼ばれる自治会の集会所・オフィスの建築設計です。第2段階での建築設計では、他チームが示したコンセプトを取り入れながら提案されていました。
3階建ての建物の中で、1階は食堂、2階はRW事務所、3階にキッチンを配した提案。
1階の食堂は天井から吊られたテーブルに、バイクで入ってきた人がバイクシートに座ったままテーブルにつき、
食事も3階から上げ下げされるという斬新なアイディア。
食事をする人、調理・配膳する人の間の距離を水平・垂直方向で確保しています。
問い合わせ先:iedp(@)edu.k.u-tokyo.ac.jp
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