「柏の葉イノベーションキャンパス地区の街区を対象に、住む、働く、楽しむ、いろいろな要素が混ざり合い、イノベーションを起こすことができるような空間デザイン、そしてポストコロナ・ウィズコロナを意識した新しいくらし方を「郊外の新しい街区デザイン」として提案する課題です。
柏の葉のライフサイエンス拠点としてのポテンシャルを生かし、健康系企業を誘致して、既存の研究機関、団体との相互作用、住民との接点を整備することで、住民・研究者・企業の交流の中からイノベーションを起こすことを目的とする提案です。地区の南側は既存商業と一体となったオフィス、アクアテラスの周辺は商業エリア、西エリアは緑地のある住宅・福祉としてゾーニングし、各機能が滲み出し交わる場所として中央を「共創・体験エリア」として、健康系企業のオフィスやランナーズステーションなどの健康拠点である共創棟を配置しました。公園やアクアテラス周辺など、拠点をめぐる空中歩廊のランニングロードを走ったり、暮らしの中で健康体験をすることで、健康データを提供したり、さらには共創棟での研究者・企業と住民の交流を通して、新しい健康サービスの開発などイノベーションにつなげていきます。
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