Ekubo構造2021:銀枯葉

建築構造デザインスタジオ

金属薄板に花柄のディンプル加工を施した架構です。軽量で延性ある、災害で壊れても人が死なない、そんな建築構造の可能性を追究しています。風圧を受けにくい形状を追究し、形態解析により形状を最適化し、2次元スペクトル解析によりナチュラルさを分析し、2021年度は「銀色の枯葉」の様子が生まれました。

ディンプルを与えると薄板が7倍強くなります。
その薄板に曲率を与えるとさらに7倍強くなります。
こうして50倍近く強いパネルを連ね、2021年度は高さ4m近くに達することができ ました。
アルミ板の厚さは2020年度は0.8mm、2021年度は0.4mm 。
花柄のディンプルを2tf (20kN) でプレスするための装置も開発しました。
どのようなナチュラルさを持つか2次元スペクトルで把握する手法も追究しています。
Blob型のパネルが散りばめられた様子は「こもれび」に似たスペクトルを持たせることができました。

・問い合わせ先:iedp(at) edu.k.u-tokyo.ac.jp
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