小川町の地域おこし、まちづくりに関わるプレーヤー13名に「場所の記憶」に関わるインタビューを行い、その結果を整理して小川町の13の場所(小川町全体を含む)についそれぞれ1分~1分30秒程度の動画を製作した。本作品は住民ワークショップや小川町図書館における展示で公開され、小川町観光案内所「むすびめ」でも上映されている。本来個人的なものであるはずの記憶が、実は集団にも存在すると想定するとき、それを心理学分野で「集合的記憶 collective memory」と呼ぶ。本インタビューでも複数の住民に共通する語りがみられたが、その語りは、小川町住民の集合的記憶から引き出されたものと解釈できる。集合的記憶を蓄積し継承していくことは、小川町らしさを後世へ伝えていくために重要である。
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