「柏の葉イノベーションキャンパス地区の街区を対象に、住む、働く、楽しむ、いろいろな要素が混ざり合い、イノベーションを起こすことができるような空間デザイン、そしてポストコロナ・ウィズコロナを意識した新しいくらし方を「郊外の新しい街区デザイン」として提案する課題です。
本提案は、アクアテラスやこんぶくろ池などの「水」に着目し、柏の地質特性の調査分析を踏まえて、水の流動・変化する性質を軸に、水をきっかけとする敷地の変化、街の変化、生活の変化を構想しました。敷地内で涵養した水が、生活動線、自然を引き込む、など異なる機能を持った5つの水路を通って、まち中だけでなく地形に沿った形状の共同住宅・商業施設の中もめぐって行きます。梅雨時には屋上から溢れ出した雨水が水のカーテンとなって水路に落ちていくなど、生活の多様な場面で多様な水との接点を町中に作り出します。
©︎都市環境デザインスタジオ
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