「地域の景色を生み出す地域活動、をデザインする。」をテーマに、郊外に空地ができてくる中で、空地のままいかに地域の人が生かし、地域にプラスになるように活用していくか、また、自然を残していくのか?を、柏市内の空き地「カシニワ」を通して検討する課題です。
本提案は、増尾にある元々ひまわり畑になっていた所、管理負担が大きかったことから草原になっている場所を対象にしています。加工品を販売することもある「ラベンダー畑」、芋煮会などの地域交流拠点にもなっている「芝生·畑·ベンチ」の3エリアから成る、広々とした広場です。現地の観察やへの里山を守る会の方·住民の方へのインタビューのほか、新興住宅地の住民の方へアンケート調査を実施。カシニワ制度が知られていることや、時間があれば地域活動に参加したい人、地域の自然に関わる活動に関心がある人も一定数いることがわかりました。調査から、里山広場の持続的な維持·管理に向けて、新興住宅地の子育て世帯を主な対象に、里山広場を利用しても良い場所と周知するきっかけを作り、「自分たちの庭」と感じてもらうことで、将来的な管理に参加する道筋を描きました。
問い合わせ先:iedp(at)edu.k.u-tokyo.ac.jp
©地域活動デザインスタジオ