環境棟1階の空間デザイン-人のふるまいから創成する空間-

自然環境デザインスタジオ

東京大学柏キャンパスを対象に、都心型キャンパスとは異なる個性を持たせるためのキャンパスリニューアルの提案を、キャンパスの自然環境と人工環境、屋内空間と屋外空間を一体的に捉え、自然(Nature)と人工(Art)、屋外(Outdoor)と屋内(Indoor)の関係性(あいだ)を意識した空間デザインや仕組みを問う課題です。

本提案は、遊びの要素が欠け、さまざまな分野の人が行き交う環境棟のポテンシャルが生かされていないことに問題意識を持ち、建物の屋内外空間を「ひとのふるまいから創成する空間」とすることを構想しました。その実現のための3要件として「包容力」「補助線」「継ぎ足し」を提示します。自分たちで活動したいと感じた人が気軽に申し込めるオンライン利用申請システム、利用を促進する椅子・テーブルの配置、利用者の痕跡が見える仕掛けとして本交換プロジェクトなど、すぐに活かせる案が散りばめられています。

・問い合わせ先:iedp(at) edu.k.u-tokyo.ac.jp
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