5/14の情報環境デザインスタジオ第4回。現段階での企画を発表し、再びイノラボの皆さんをお招きして、技術的なアドバイスをいただきました。
情報スタジオ第4回、ここまで各自で考えてきた企画案「何を」「誰に」「どのように」を口頭で発表し、佐々木先生とイノラボの渋谷謙吾さん、岡田敦さん、藤木隆司さんのお三方からフィードバックをいただきました。
素振りを経て、これまで考えてきた内容から大きく飛躍した受講生も。
企画案を聴きながら、表現したいコンセプトの曖昧な部分を深掘りしたり、異なる視点から問いかけることで表現の仕方・アプローチを広げたりと、
「何を」「誰に」「どのように」について、多角的に捉え直す貴重な機会になりました。
問いをきっかけにブレストになったり、誰に向かって、どういうアプローチで進めるか、一緒に悩みつつヒントを考えていきます。
「自分で行けるはずなのに戻れないもどかしさ」「戻れたときの嬉しさ」を表現するデバイスは?その動き方はこんなのがあるんじゃない?
企画の世界観はどんなもの?
マイノリティの人々が自身の「しあわせ像」を描き、向かっていく勇気を得るために。別の視点から見て、疎外感を和らげられないか?
子どもや取り組む人が関心を持って取り組むためのゲーム性、ギミックは?
周りが復興していく中で、自分がなかなかたどり着けない「家」を、真っ直ぐな時間軸とともに体感するには?
日常の中で、ふと浪江町のことを、偶然意識するきっかけになるデバイス!
「待ち遠しさ」を埋めるテクノロジーが発達した世界で、「待ち遠しさ」をどう演出する?
避難を経験したことがない人が追体験する、音の表現、音を置き換える表現ができないか?
腫れ物のようなイメージを無くしたい。子どもの状態に応じて、変化する表現とは・・
子どもが環境音を使って、いろいろな音・曲を作っていくためのインターフェースは?
楽しさにまみれた今の子どもたちが、心惹かれるトリガーとは?
被災地の復興状況を見える化するためのデータは何を使うのが面白そう?
何気ない日常に、向こうの日常が入ってくる建築的な「仕掛け」、インタラクティブにする可能性??・・・・
特に帰還困難区域をテーマに選んだ受講生にとっては、現地の様子を体感できない中での企画は難しさもあるかと思っていたのですが、逆に様々に想像を巡らすことで、ユニークな企画が出来上がって行きそうな予感がします。
それぞれが考える企画、今回の議論をベースに、これからはさらに「どうやって」の部分を深めながら、月末の中間発表に向けてブラシュアップしていきます。
今回もお越しいただいたイノラボの渋谷さん、藤木さん、岡田さん、どうもありがとうございました!